VERSANT(バーサント)対策で最初にやるべきことは、単語帳を開くことではありません。試験の構成とスコアの仕組みを理解し、自分がどのパートで何点失っているかを把握することです。VERSANTはTOEICのような「総合力」を測る試験ではなく、話す瞬発力をピンポイントで測るAI採点の試験なので、対策の当たり外れが得点に直結します。
この記事はハブ記事です。詳細は各テーマの記事に飛べるようにしてあるので、まず全体像をつかんでください。
VERSANTとは何か
VERSANT(VERSANT English Test / VERSANT Speaking and Listening Test)は、Pearson社が提供する英語スピーキング(一部はリスニングも含む)の自動採点テストです。PCのWebブラウザまたはVersant by Pearsonのモバイルアプリで受験し、マイクに向かって解答すると、AIが自動採点します。人による面接がないため、結果が数分で提供されるのが企業導入で選ばれる理由の一つです。
【重要】2024年1月からスコア表示がGSEに変わっています
古い対策記事の多くは、20〜80点のVERSANTスコアを前提に書かれています。しかしピアソン・ジャパンが2024年1月15日に発売した新テスト「Versant English Speaking and Listening Test」以降、GSE(Global Scale of English、10〜90点)スコアでの表示に変わっています(旧Speaking Testは2024年9月に販売終了)。企業から「VERSANTで◯点」と指示された場合、それが旧スコアなのかGSEスコアなのかを最初に確認してください。GSEはCEFR(A1〜C2)とも対応関係があるため、TOEICや他の英語資格との比較もしやすくなっています。スコアの目安・換算についてはVERSANTスコア目安と換算表で詳しく解説しています。
試験の構成(パートA〜F)
VERSANTはパートA〜Fの6パート構成です(パート名・出題形式は年によって多少の変更があるため、受験案内での最終確認を推奨します)。
- パートA:短答(Short Answer) — 簡単な質問に一言で即答する
- パートB:復唱(Sentence Repeat) — 読み上げられた英文をそのまま繰り返す
- パートC:会話の応答(聴解を伴う) — 会話の一部を聞いて応答する
- パートD:文章の聴解 — まとまった内容を聞いて設問に答える
- パートE:リテリング(Story Retelling) — 聞いた話の内容を自分の言葉で要約する
- パートF:自由回答(意見陳述) — トピックについて自分の意見を述べる
パート別の詳しい対策・解答テンプレートはVERSANTパート別攻略(A〜F)にまとめています。
「TOEICは高いのにVERSANTは苦戦する」現象
TOEIC L&Rで800点を超えていても、VERSANTでは全く点が伸びない、というケースが非常に多く報告されています。理由は単純で、TOEIC L&Rは「読んで理解する力」を測る試験、VERSANTは「即座に口から英語を出す力」を測る試験だからです。この構造的なギャップと、AI採点特有の失点パターンについてはTOEIC800でもVERSANTが難しい理由で解説しています。
対策の始め方:まず自分の状況を確認する
対策の優先順位は、あなたがどんな状況でVERSANTを受けるかによって変わります。
- 会社から受験を指示され、期限も決まっている場合 → 会社にVERSANTを受けろと言われたら最初に読む記事
- 期限が1〜2週間しかない場合 → 2週間でVERSANTスコアを上げる短期対策プラン
- とにかく実際の問題形式を見てみたい場合 → VERSANT例題・模擬問題まとめ
SpeakDrillでできること
SpeakDrillは、VERSANTのパートA〜F形式にあわせた演習問題をひたすら解ける演習サイトです。採点・添削機能はあえて付けていません。VERSANTは「量をこなして本番の反応速度に慣れる」ことが対策の中心になる試験だからです。まずは無料のお試し問題から、実際の出題形式を体感してみてください。